歴史小説 記事一覧

歴史小説

  • 2019.07.02 更新
  • 第七章
  • 谷津矢車
  • 第七章    「今年もよろしゅう頼んます」  四畳半の茶室の中で、津田宗及は光秀に向かい、気さくに話しかけた。  むらむらと湧き...
  • 2019.06.03 更新
  • 第六章
  • 谷津矢車
  • 第六章    安土城の天守はこの日も真っ青な空を背負い、左馬助一行を迎えた。  この城が信長の心象風景なのだと気づいたのはいつのこ...
  • 2019.04.28 更新
  • 第五章
  • 谷津矢車
  • 第五章  秋風が吹き抜けてゆく。  幾重にも張り巡らされた堀、矢が刺さったままの土塁を横目に土橋の上を馬で進む左馬助は、ずれた侍...
  • 2019.04.03 更新
  • 第四章
  • 谷津矢車
  • 第四章  天正十年六月二日夕方。薄雲が空を覆っていた。  丹波亀山城二の丸御殿の書院の間で、十五郎は眠い目をこすりながら書状に目...
  • 2019.03.01 更新
  • 第三章
  • 谷津矢車
  • 第三章  縁側から庭に降り立った十五郎は、屋敷の屋根越しにそびえる煌びやかな五層の天守を見上げ、小さくため息をついた。時折吹く冷た...
  • 2019.02.05 更新
  • 第二章
  • 谷津矢車
  • 第二章  光満ちる六畳間で、緊張に身を固くしながらも十五郎は茶筅をふるった。作法通りに茶を練り上げ、目の前に端座している師匠、津田...
  • 2019.01.07 更新
  • 第一章
  • 谷津矢車
  • 第一章  白い砂浜に腰をかけた明智十五郎は、弄ばれる前髪を風に任せたまま、寄せては返す波を眺めていた。  琵琶湖は日ごとに違う貌...
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