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第3回 第二ボタン――日本の告白はそうなんだ!

第3回 第二ボタン――日本の告白はそうなんだ!

告白するときに、制服の第二ボタンを渡すのにびっくり

中国では、今日本のドラマが若者の間で大人気! 恋愛ドラマに夢中になるのは、若い女の子にとって、国境は関係ないようです。

今回取り上げるのは、日本ではちょっと前に放映された「プロポーズ大作戦」(2007年4月より放送)というドラマです。

主人公の岩瀬健(山下智久さん)は恋に不器用な男性で、大好きだった幼馴染みの吉田礼(長澤まさみさん)が別の人と結婚すると聞き、「むかし、ちゃんと告白していれば」と後悔する。そんな彼の前に「時間を操れる」という妖精が現れ、ちゃんと告白するために、過去にタイムスリップする・・・。といったストーリーなのですが、その中で、卒業式の日に、健が礼に制服の第二ボタンを渡そうとするシーンがありました。

えー!? 告白するときって、制服の第二ボタンを渡すんだ!! でもどうして上から二番目のボタンなんだろう? もしかして、第二ボタンは心臓に一番近いから、自分のハート、恋心をもっとも表すということなのかな?

こういうシーンに接すると、やっぱり日本人って、感情が細やかだなって思います。こういった風習は、中国ではありません。中国の若者の告白は、もっとストレートなのです。

学校で一番流行っているのは、小さい手紙に「〇〇君が好き」と書いて、後ろの席からこっそり渡す方法。これは日本でもよくあるかな?

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もっとストレートな例では、学生寮にある広場に(中国の大学生はほとんど全員が学校の寮に住んでいるのです)キャンドルを並べて大きなハートマークの形を作り、その中心に男の子が座ります。そして男の子はギターを弾きながら、好きな女の子の名前を大声で叫ぶのです。この方法は意外と成功率が高いのです。ギターが弾けないとだめですけどね。

他には放課後、誰もいない教室の黒板に「〇〇さんが好き」と大きく書くという方法もあります。でも自分の名前は書きません。次の日、名前が書かれた女の子が教室に入ってきたら、黒板を見てびっくりしますよね。するとクラス全員が「お―!」と歓声や拍手喝采。でも告白した人だけ黙っているので、誰が書いたのか女の子が分かるという方法です。

校門や帰り道、また廊下や階段で待ち伏せする人も少なくありません。だけど、もっと成功率を高める方法があります。それは、自分で直接言わずに、仲の良い友達に頼んで、好きな女の子に思いを伝えてもらうのです。直接告白すると、たとえその女の子が自分に好意を寄せていたとしても、断られる可能性が高い! どうしてかというと、中国の女の子は照れ屋さんなので、直接言われたら恥ずかしくて、思わず断ってしまうのです。でも伝言なら、考える時間があるから、ちょっと遠回りですけど、成功率が高まるというわけ。

ここまで読んできて、お気づきの読者もいると思いますが、中国ではほとんど男の子から女の子に告白します。日本では、男の子のほうが恥ずかしがり屋さんで、女の子は逆に積極的ですよね。そんなところも大きく違いますね。中国では、女の子が男の子に告白することはほとんどないのです。

最後に、私の思い出も少しだけ・・・。学生時代、同級生の男の子に、私の顔写真が入った切手をいただいたのです。100枚くらいあったかな? すごくびっくりしました。日本の友達に話したら、「えーっ! ちょっと重い!」って驚かれましたが、今でもその切手を見ると、学生時代が思い出されて、懐かしい気持ちになります。ただ私も照れ屋さんだったのと、学校の先生が怖かったので、丁重にお断りしましたが・・・。

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