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第2回 ドラえもんは、“蓝胖子”って言うんだって

第2回 ドラえもんは、“蓝胖子”って言うんだって

中国では、とにかく日本のアニメが大人気!

 中国人が好きなアニメといえば、「名探偵コナン」「NARUTO -ナルト-」「ONE PIECE」「スラムダンク」「聖闘士星矢」「ドラゴンボール」といった子どもが楽しめるものから、「東京喰種トーキョーグール」「進撃の巨人」「HUNTER×HUNTER」といったちょっと大人向けのアニメまで、幅広く支持を集めています。
 そんななかでも絶対的な人気を誇るのは、やっぱり「ドラえもん」!
 今年の5月には、映画「STAND BY MEドラえもん」が公開されました。たった4日間で興行収入2億3,900万元(約46億円)を超え、中国で公開されたアニメ映画史上、過去最高の記録を打ち立てたんです。
 もちろん私も、友達と一緒に映画館へ行きました。夢の詰まった物語と、あの可愛らしいフォルム・・・。ぎゅっと抱きしめたくなるほど好きなのです。
 映画館に着くと、黒山の人だかり。やっとのことで席を見つけると、まわりには私と同じくらいの年齢の人たちであふれていました。

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 これには理由があって、ドラえもんが中国で初めて放映されたのは、1991年。80年代に生まれた私たちの世代にとって、中国中央テレビ(CCTV)から毎日のように流れてくるドラえもんは、子どものころからもっとも慣れ親しんだキャラクターなのです。
 それだけではありません。ドラえもんは中国の数世代にわたる子どもたちの成長を見守り、彼らにも深い感動と強烈な印象を残してきました。
「そうだ! 次の授業では、学生のみんなに、なんでドラえもんが好きなのか、聞いてみよう!」
 そう思いついた私は、さっそく授業で質問をぶつけてみました。そうしたらみんな、われ先に答えようと、次々と手をあげようとします。いつもの授業でもこれぐらい手をあげてくれたらいいのに・・・。
 今日はその答えのいくつかをご紹介します。


Aくん 小学校1年生のころから大好きで、英語が嫌いだった僕は、ドラえもんの「ほんやくコンニャク」がほしかった。あれがあったら、英語がペラペラになれるんじゃないかって憧れたんです。今は日本語をもっとしゃべれるようになりたいから、やっぱり今でもほしいなー!


Bくん 僕は小さいころ、友達が少なくて、だからドラえもんのような友達がほしかった。だっていつもそばにいてくれるし、困ったときはすぐに四次元ポケットから道具を出してくれる。怖がりだった僕は、ドラえもんがいたらどんなに幸せだろうって、のび太君になりたかったよ。


Cさん 子どものとき、おじさんが日本で仕事していたんです。あるとき、日本のお土産でドラえもんのCDを持ってきてくれました。それを見たときから、ドラえもんにもう一目ぼれ! まるまる太っていて可愛いし、私たちは「蓝胖子(ブルーデブ)」と呼んでいたの。それにやっぱりのび太君がうらやましかったな。ドラえもんが近くにいたら、何をお願いしようかなって、いつも想像していました。(笑)


 答えは次から次へと出てきて、授業時間は終わってしまいました。でも私は、質問してよかったと、感動も覚えていました。日本のアニメは国境を超え、私たち中国人の心に深い影響を与えていることを実感したからです。
 中国では、1980年代生まれの人を「80后(バーリンホウ)」、1990年代生まれの人を「90后(ジョウリンホウ)」と呼びます。 
 私たち80后や、学生たち90后にとって、日本のアニメは中日両国の絆として、確実につながっているのです。

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