対決!日本史

第6回 宗教改革と日蓮仏法の時代

第6回 宗教改革と日蓮仏法の時代

フェイクニュースやヘイトスピーチに騙されないための智慧

佐藤 それにしても、歴史についてこうして語り合っていると、時空を超えて縦横無尽に何でも語れるところがおもしろい。歴史について考察を深めるときに、結局のところ話はどこにしゅうれんするのか。「人」であり「人間性」です。
安部 そう思います。

abe&sato

対談を終えられて

佐藤 歴史小説という文学形態は、くなった歴史上の人物のリアリティを知るための格好の教材です。2020年を迎えた今、歴史観を磨くことがなぜ必要なのでしょう。人に強くなれるからです。歴史をよくわかる人は、人の気持ちのひだまで分け入るように洞察できます。人の心を洞察できるようになれば、歴史への関心はよりいっそう高まります。
安部 本当におっしゃるとおりです。歴史から真摯に学び、確固たる歴史観を自分の中にもっていなければ、権力者のウソにすぐ騙されてしまいます。デマやフェイクニュース、排他的な民族差別を繰り広げるヘイトスピーチに、簡単に騙されてしまうのです。
 この対談で僕は、①歴史についての情報量 ②歴史とたいした経験 ③そこから生まれる発想力全体を「歴史的な教養」と定義しました。①〜③を意識しながら、歴史を読み解く力をスキルアップしていきたいものです。
佐藤 いま自分たちが置かれている状況は、さまざまな与件と因果によって目まぐるしく変遷していきます。これは個人の身の回りにおいても、国家間の外交関係においても同様です。状況の変化が早すぎるからといって、「自分はこれ以上ついていけない」とあきらめる必要はありません。あきらめた瞬間そこで終わりです。
 どんなに大変な状況に置かれようが、決してあきらめず自分が変わっていけば、必ず未来を開くことができる。そうやって歴史を切りひらいてきた先人のストーリーを生き生きと描く歴史小説は、読者に無限の希望を与えてくれるのです。(WEB配信終わり)

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