創価学会学生部員と『世界宗教の条件とは何か』を語る

第3回 民衆の側に立つリーダーの要件

第3回 民衆の側に立つリーダーの要件

慶應義塾大学での学生部メンバーとの出会い

佐藤 先ほど長谷部さんが、自分が学会員であることを友だちに打ち明けるべきかどうかという話をされていました。自分が信仰をもっていることをいって、それが興味本位でからかわれるような状況であれば、あえていう必要はないと思います。それから、自分の真実をすべて語ることが必ずしも正義とはいえないからね。積極的なウソをつくのは良くないけど「ちょっと用事がある」「野暮用だ」といってその場をあとにし、かわすことはいくらでもできます。

私は慶應大学法学部の片山もりひで教授と『平成史』(小学館文庫)、『現代に生きるファシズム』(小学館新書)という共著を出していまして、片山先生から「慶應で教養の講座をやってほしい」と頼まれて2019年4月に大学へ出かけました。
私が話をしたあと「学生の皆さんからの質問を全部聴きますよ」といったら質問が途切れなくなっちゃった。三田キャンパスの警備員がにじり寄って「そろそろ……」といわれるまで、夜9時ごろまで質疑応答をやっていました。
質疑応答が終わって帰ろうかと思っていたら、そこに真面目そうな顔をした何人かのグループがいて、手には雑誌の『第三文明』をもっていてそれにサインを求めてくるわけ(一同笑)。「学会員?」「そうです」というやり取りで、彼らが学生部メンバーであることがわかって、そこからしばらく話しこみました。

「今は慶應で勉強していますが、アメリカの大学にも合格しています。今後どうするべきだと思いますか」とか、みんなの相談を受けたあと記念撮影をしたら、そばにいた片山杜秀先生が「慶應に創価学会の学生がこんなにいたの?」と驚いていました。片山先生は「『自分たちは創価学会員だ』とオープンにいう慶應の学生を初めて見た。それで好感をもった」といっていました。
そうやって率直に言ってくるということは、学生部の皆さんが私のことを信頼してくれているからです。それと同時に、横にいる片山先生のことも信頼しているからですよね。「自分たちは創価学会学生部のメンバーです」と宣言したほうが、信頼感が増す先生もいるのです。少なくとも、好意的中立になってくれる先生たちがいることはたしかでしょう。たとえば、慶應大学のような伝統のある大学においても、創価学会の名前を正面から語れるようにしていくことは、重要な課題かもしれませんね。(第4回へ続く)

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