創価学会学生部員と『世界宗教の条件とは何か』を語る

第2回 日露交渉を切り拓いた池田・ゴルバチョフ会談

第2回 日露交渉を切り拓いた池田・ゴルバチョフ会談

池田先生が国会を傍聴した日

佐藤 池田先生の『若き日の日記』を読むと、1956年の日ソ共同宣言批准の日に、池田先生が奥様と一緒に国会へ傍聴に行ったことが書かれています。
〈二時より、国会へ、日ソ交渉批准の決議を聞きにゆく。約二時間となる。妻と共に。未来、広布の舞台を、思いつつ。〉(『池田大作全集』第37巻、85〜86ページ、(1956年12月5日の記述)
私が『若き日の日記』をはじめさまざまな著作を読む限りにおいて、池田先生が国会の傍聴に行かれたのはこのとき1回だけしかありません。

2019年9月まで、安倍首相はロシアのプーチン大統領と合計27回も日露首脳会談を開いてきました。北方領土問題をめぐる安倍政権の日露交渉は、1956年の「日ソ共同宣言」を軸に動いています。池田・ゴルバチョフ会談とも、もっと深く掘り起こせば1956年の国会傍聴とも、どこか深いところで関係していると皆さんは思いませんか。
連載の第1回で「三代会長論的集中」という話をしました。池田先生を基点にしてもう一回歴史を見直すと、北方領土問題も日本とロシアとの関係にも、別の光が当たってきてきちんと説明できるのです。私のように創価学会の外部にいて、なおかつ外務省で働いた経験がある人間から見ると、池田先生の行動から学べることは非常に大きい。
皆さんはその池田先生の弟子なのですから、先生と同じ生き方がきっとできるはずです。そうすれば、まわりの人たちから必ず尊敬されると思います。自分がいまいる場所で第一人者になっていくことで、その先に、君たちが思いもしない未来が開けていくのです。(第3回へ続く)

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