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第11回 佐藤優とナイツの仕事論④~時間の使い方~

第11回 佐藤優とナイツの仕事論④~時間の使い方~

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佐藤優さんとナイツ(塙宣之さんと土屋伸之さん)のお二人

夜は「悪魔が支配する時間」だから、原稿は朝に書く

佐藤 優 創価学会の皆さんを見ていていつも思うんだけど、皆さんは時間に「ふし」をつけていくのがとても上手ですよね。1日の時間軸で言うと、朝晩の勤行ごんぎょうを欠かさずやって時間に「節」をつける。約束の時間に遅刻しない。会合の終了時間をきちっと厳守げんしゅして、ダラダラと延長しない。1年の時間軸を見ても、皆さんは毎年さまざまな記念日を目指してメリハリをつけ、元気に活動されています。
土屋 伸之 たしかに、5月3日の「創価学会の日」、11月18日の「創価学会創立記念日」をはじめ、ぼくらは毎年たくさんの記念日を決着点として活動に励みます。
佐藤 キリスト教の場合、日曜日は「安息日」ですから、本当は仕事をしてはいけない日です。私は日曜日にもたくさん仕事をしてしまうので、本来の意味での良いクリスチャンとは言えないんですけどね。要するに、キリスト教徒にとっての日曜日とは「この日は仕事をせずに、1週間やったことを見直しなさい」という日なのです。
塙 宣之 佐藤さんは毎日ものすごい量の原稿を書いてどんどん新刊を出版し、ぼくらからはムチャクチャ忙しそうに見えます。これ以上は絶対ムチャをしちゃいけないとか、かししないとか、時間の使い方で気をつけていることはありますか。
佐藤 夜にはなるべく原稿を書かないようにしています。ドイツのディートリヒ・ボンヘッファーという神学者が、「夜は悪魔が支配する時間だ」と言っています。実際、夜中に原稿を書くとヘンなものになる危険性があるのです。
 作家の目から見ると、「この人はいつも夜中に原稿を書いているな」ということは、なんとなくわかるんですよ。極度に論争的な文章、人をとうしている攻撃的な文章が多い原稿は、夜中に書いている可能性が高い。あるいはお酒を飲みながら、酔っぱらって書いているのかもしれません。
 論争的で攻撃的な原稿を書くにせよ、夜中よりは昼間に書いたほうがいい。
佐藤 そう思います。私の場合、原稿は朝早くから書くようにしています。私はノンフィクション系の原稿を書くことが多いですし、沖縄や外交といったテーマを扱うときは特に、論争的、批判的にならざるをえないこともあります。そういう原稿は、朝のの光を浴びながら書く。書き終わったものをパン! といきなり編集者にメールで送らず、一度プリントアウトしてできるだけ冷静になって読み直してみることも大切です。

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