米中の攻防と日本の選択 記事トップ

第14回 ワシントン発 トランプ・習近平時代に突入する米中関係:台湾問題は“火種”になるか?

第14回 ワシントン発 トランプ・習近平時代に突入する米中関係:台湾問題は“火種”になるか?

 ドナルド・トランプ氏が約5日後に米国大統就任するというタイミングで本稿を執筆している。

 1月11日(米東部時間)、トランプ氏は次期大統領当選後はじめて記者会見をニューヨークで開いたが、「ハッキングはロシアがやったと思う」と答えたり、ロシアの情報機関がトランプ氏の弱みを握るため不名誉な個人情報をつかんでいる疑いがあると報じたCNNテレビの記者に対して「あなたの会社はひどい。質問させない。あなたのところは偽のニュースを流す」と述べ、記者と激しい応酬おうしゅうを展開するなど、就任式を前にして、“トランプ大統領”を巡るネタやニュースは尽きず、世論は依然として慌ただしい様相をていしている。

 内政・外交を含めて、トランプ大統領が実際にどのような戦略の下でどのような政策を打ち出してくるかに関しては、まだまだ不確定要素が多いが、本連載の主題である“米中の攻防”という視点からすると、トランプ氏が大統領に就任する前の段階で、すでに米中関係の基本的な安定を脅かしかねないような予兆が見て取れる。

 米中関係の動向はアジア太平洋地域の平和や秩序を大きく左右しうる。ゆえに日本の国益にも深い影響を与えうる。われわれ日本人としても注意深く観察し、真剣に向き合い、考えなければならないテーマが米中関係である。私自身、昨今の情勢を眺めながらそういう思いをいま一度めている。

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