「いま、公明党が考えていること」

第3回 「国民連合政府」構想を掲げる共産党の本質

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「キリスト教、イスラム教、創価学会」が三大世界宗教になる時代

 百科事典で「世界宗教」という言葉を引くと、「キリスト教、イスラム教、創価学会」と出てくる――。そんな時代が、21世紀の間にかならずやってくると私は思います。「佐藤さん、仏教はもともと世界宗教じゃないですか」と言う人もいるでしょう。仏教が広まっている場所を、世界地図で見てください。東南アジアと朝鮮半島、日本だけに限定されています。つまり仏教は「地域限定の世界宗教」なのです。

 それに対してキリスト教はどうでしょう。南北アメリカにもヨーロッパにも大きく広がっています。イスラム教はアフリカや中東に広がり、さらにヨーロッパではアルバニア、アジアではインドネシアやフィリピンにも大きく広がっているわけです。

 ヨーロッパでは、禅を修行する人々が多くいますが、これは「クール・ジャパン」ブームであって宗教ではありません。あれはカッコいい日本の文化が人気を得ているだけです。「ブラジルでは浄土真宗が広がっているじゃないか」と言う人もいるでしょうけど、あれは日本人の集団のための寺です。その点、世界192カ国・地域に展開するSGIは、初めて仏教を世界に広げました。

 創価学会のドクトリン(教義)を勉強していると、本当に感銘を受けます。仏教だからといって、インドのブッダから始めたら遠すぎます。日蓮大聖人から始めたほうがいい。キリスト教も、モーセやアブラハムから始めたらあまりに遠すぎます。だからキリスト教はイエス・キリストから始めました。われわれキリスト教徒には、ブッダではなく日蓮大聖人の仏教が世界宗教になった理由がよくわかるのです。

 イエス・キリストは、自分のことをユダヤ教徒だと思っていました。イエス自身は、ユダヤ教の中でパリサイ派という宗門に所属しています。パリサイ派はラビ(僧侶)という律法学者、聖職者(僧侶)が上であり、一般信徒は下だときびしく規定していました。ラビは一般の民衆を「地の民」と呼んでバカにします。そういう団体って、日本の仏教教団にもありますよね。(会場笑)

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