見えない階

見えない階

作品紹介

人は誰しも、人生という「階(きざはし)」を歩いている。
昇っているのか、それとも下っているのか。そしてその先に待っているものは…。
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京都・東山にある神社の階段下で、一人の男性の遺体が発見された。
同じころ、京都で心療内科クリニックを開院している本宮慶太郎のもとに、
あるセールスマンがやってくる。
彼には家に引きこもって出てこない五歳上の姉がいた。
近頃は会話も成り立たない姉のことを、意を決して慶太郎に相談するところから、運命の歯車が動き始める。

見えない階(きざはし) 目次

  • 2019.09.30 更新
  • 連載第三回
  • 第一章(承前)       3(承前)  慶太郎がアパートを出ると、後に続いた孝昭がドアを閉め、 「先生、ありがとうございました」  と頭を深々と下げた。 「お姉さん、よく話...
  • 2019.08.27 更新
  • 連載第二回
  • 第一章(承前)       2(承前)  次の日の午前中、「本宮心療内科クリニック」に導入する空気清浄機システムの見積もりを作成すると、それを携え孝昭は会社を出た。  医療機関の...
  • 2019.07.25 更新
  • 連載 第一回
  • プロローグ  水の匂いには敏感だ。どこをどう歩いてきたかは分からないが、気づくと目の前に川が流れていた。右手に橋が架かっていて、時折車のライトが行き交うのが見える。もっと水面に近づこうと石段を下りた。  ...

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